『ブラインドスポット』(盲点・死角)

『ブラインドスポット』

「シェアーズカフェのブログ」に掲載された二つの記事がある。

最低賃金1500円を要求する人たちが勘違いしていること。~アメリカが時給15ドルを実現出来る理由~ 2015年12月16日 6時27分配信

最低賃金1500円デモの批判記事を書いたら主催者から反論が来たので回答してみた。 2015年12月22日 7時36分配信

最低賃金法(最終改正:平成二四年四月六日法律第二七号)や労働契約法(最終改正:平成二四年八月一〇日法律第五六号)等に関連する記事だが、法規制や社会的規範の整備につきまとう「想定されていなっかった」効果や副作用を考える必要がある。

この「想定されていなかった」ことは、専門の研究者クラスの人でも見落とす場合もあるが、専門の研究をしていない一般人とって「ブラインドスポット」どころではない。

アファーマティブ・アクションやポジティブ・アクションと呼ばれる積極的優遇政策の導入にも言えることである(平等や自由に関連することは次の機会に)。

生活基盤の底上げを図るために導入した最低賃金アップや育児休暇の導入義務化は、アップさせた賃金分の労働を提供できない労働者が市場から排除されることにつながったり、結婚や出産により育児休暇の取得や退職を予想される女性の雇用が新卒採用段階で男性候補者より不利になることにつながる可能性があることも考えられる。

知らないことも、また、幸せである。

さあ、目の前の仕事にとりかかろう。

スポンサーリンク
336-280
336-280
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
336-280

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です