仕事とプライベート。まず真っ先に頭に浮かぶのは配分。バランス感覚。
バランスではなく、バランス感覚。
人間が生きていく上では、その活動を行うための資源が必要になる。
その資源を捻出するために行うのが仕事と考えると、それ以外はプライベートということになる。
しかし、中には仕事と思っていない、遊び感覚でその資源を捻出している人もいる。
そんな人は、配分とか考えるのだろうか。
おそらく、楽しくて楽しくてたまらない事をやっていて知らず知らずのうちに稼いでいるのだから、ほぼすべてがプライベートという事になってしまう。
だが、みんながみんな、やりたい事のみで生きては行けない。
そこで重視したいのは、「バランス感覚」である。
生活していく上で必要な資源を稼ぐ手段を、多様化させる「バランス感覚」。
やりたくない仕事だからといって、手を抜いてやるという道理はないし、だからと言って身を削るような仕事に、どっぷりハマるというのもどうかと思う。
人生という与えられた限りある時間を、充実したものにするために個々人の持つ時間や労働力、資本を振り分ける「バランス感覚」。
文明が誕生してから現在まで、世界は様々な分野で多様化を果たし、進化してきた社会であったのだから、資源を稼ぐ手段も個々人ベースで「バランス感覚」を持って多様化させていくべきだ。
少なくとも、楽して果実を得ようと考えるのではなく、やりがいがあると思う事を自分のやり方で実践すれば、少しは自分の人生に意味を与えることが出来るのではないだろうか。