『大人のための読書の全技術』
齋藤 孝 著
ISBN978-4-04-600479-6
株式会社KADOKAWA
私の中での読書スタイルが確立しつつあるなかで、アカデミックな方の思考を取り入れたくて読んだ白取春彦氏につぐ齋藤孝氏の著書です。
簡単に要約すると、生涯学習としての読書が必要な理由、そして、自分の置かれている環境にどんな読書スタイルをどう取り入れるかを序章と1章で説明されています。
2章と3章で、量と質をどう考えるのか、通読と精読の説明をされています。
そして、4章と5章で拡がりと読書の活かし方。
終章は、オススメにされている50冊のオススメ図書が紹介されています。
超訳として、読書による仮想経験と実体験は、脳では区別できないとの現科学的結論を前提に、「せっかく先人たちが積み上げた蓄積知があるのに使わないのはもったいないよね」に始まり、「どうせ読んで仮想経験するのだからそれを実生活に活かそうよ」、「活かすのであれば意識して読むことをオススメするよ」という話です。
この分野の本は、自分の感性に合った著者の本を数冊読んでみて実際に試しやすい事を実行して、自分用にカスタマイズしていけば事足りるのかなと感じます。
読書する意義を説明されているものや読書技術系の本は、かなりの数が出版され、そして、かなりの数を読んでいるので、正直最後の必読リスト目当てに購入しています。
各分野で活躍されている方がどんな読み方をしているのかという本が以前も、そして今後も出版され続けると思いますが、私はオススメ本を紹介してある本に限っては買う意味があるのかなと思います。