『女子の武士道』武士の娘だった「祖母の言葉五十五」~石川真理子著~
ISBN978-4-8009-1048-6
致知出版社
外国の方に、日本人と聞いて思いつくことは?
こう質問して帰ってくることは、
「しんせつ」「礼儀正しい」「サムライ」「ちょんまげ」
新渡戸稲造が『Bushido』(英文での出版、日本語訳は1908年出版)を1900年に出版してから一世紀が過ぎた。
武士道といえば関連として、『言志四緑』『論語』『儒教』『葉隠』が思いつくが、自身大切にしている五常『仁・義・礼・智・信』に『忠・孝・悌』を追加した倫理観を指したものされる。
『武士道』自体は、柔道をやっていたこともあり高校時代に読んだのだが、若いこともあり(言い訳ですが)「論語読みの論語知らず」状態。
最近思うことあり、読み直しが必要かなと感じています。
「理想主義者だな」と思われる人は、勝手に思っとけばいい。
自分の胸に手を当て、自分の中の「良心」に聞けば自ずと答えはわかるはずです。(コビー博士の受け売りですが)
(まあ、この生き方の方が余程生きやすいかもしれない)
面白かったのは、「大地と大黒柱」(P22)と「理不尽の犯人捜し」(P72)と「見栄と配慮の戦い」(P162)などなど、なぜか『七つの習慣』とダブる点が多いのも興味深かった。