『~外資系コンサルが教える~読書を仕事につなげる技術』
~山口 周 著~
ISBN978-4-04-601191-6
KADOKAWA
本書では、ビジネス書で型をつくり、教養書で応用技を磨く提言をしている。
さて、古典的名著と言われている本を読み、内容を説明することが出来るか。
出来ないとすれば、読み込みが足らないと判断した方がいい。
原書を読むか、それとも入門書を読むか。
本書でも入門書は避けた方がいいと書かれているが、少なくとも私のように、知的ストックが圧倒的に足りない者にとっては、さらっと入門書1冊ぐらい通読した方がよさそうである。
原書にあたって、全くのチンプンカンプンではどうも後味が悪すぎる。
ここで大切なことは、あくまでサラっとである。
古典を読み込む上で重要なことは、著者の「思考プロセスを辿る事」である。
その事を念頭に置き精読を繰り返すことで理解が深まると考える。
すると何が起こるか。
何が問題なのか、どういう解決方法があるかを著者の思考レベルで考えているのだから読者の知的思考力も上がることになり、その他の関連する書籍を読むスピードが上がった上で理解力も上がることになる。
私自身、基本書探しをしている最中で本書はかなり参考になりました。
丸々参考にするのも芸がなく、経済学で価値を図るものは「希少性」です。
あなた自身の感覚で基本書を探し、「あなた」をプロデュースしてみませんか。
もう一点、本書にも「積読タワー」が紹介されています。
ん~ 真剣に購入を考えています。