『覚悟の磨き方』 ~超訳 吉田松陰~ 人文科学
編訳 池田貴将
ISBN978-4-86113-992-5
サンクチュアリ出版
どう生きるのか、足りないものは何か、自分に問い続けた心熱き男「吉田松陰」の考え方を綴った本。
吉田松陰については、多く語られているので多くは語らず、私が感銘を受けた部分を抜粋したいと思います。
083 人である意味(本文引用P125)
人は「なんのためにいきているか」で決まるのです。
心に決めた目標のない人間は、もはや「人間」とは呼びません。
もし思い出せないなら、今すぐ思い出す時間を作るべきです。
118 自分を磨くため(本文引用P166)
出世するための勉強というのは、
私はあまりおすすめしません。
そこで得た知識や能力を、誰かに使ってもらうことを、
受動的に持つしかありませんから。
勉強は「自分を磨くため」という考え方が、シンプルで好きです。
自分のために、自分を磨き続けている人は、
偉くなるなんて考えもしないのに、
自然と、周囲から尊敬されるような人物になっていきます。
評判ばかり気にしていたら、そうはいきませんよね。
以上。
まずは、自分がいる。
自分が成長したら自然と周りに影響を与えてしまいます。
それは、好影響なのか、それとも悪影響なのか。
悪影響を与えないよう、また自分を見つめなおす。
人格主義に通ずるものがあります。