『敗者のゲーム』 なぜ資産運用に勝てないのか
~チャールズ・エリス著~
鹿毛雄二/訳
ISBN978-4-532-35068-0
日本経済新聞出版社
資産運用をされている方のほとんどが読まれているだろうと思われる「古典」なので、その内容について、ここで書くのは野暮な事だろう。
いささかお恥ずかしい事ではあるが、私がこの本を参考しているものを挙げたいと思う。
大まかには2点、複利の考え方とメンタルについてです。
本文引用
複利という強力な武器は最大限の期間運用することで、あなたの運用目的の達成に最大限貢献できる。そしてそれは「将来についてあなたが今、決断することによってのみ達成されるのだ。
複利を最強の武器だとする考え方は、ウォーレン・バフェット氏と同様で私も実践している再投資とリバランスの考え方。
そして、本文引用
市場の現実と、投資家側の経済的・精神的なニーズの間にずれが生じると、決して良い結果はうまれない。
「冷静でいられる投資範囲」を遵守する。
私の投資行動の中で失敗だったと思われるほぼすべてにおいて、この2つが絡んでいました。
こういう基本的な事も出来ていない。
再度、本書を読むことで「古典」と言われるものが強力なものであることを再確認しました。
こういった何度でも読まなければいけない本と出会うことは、とても「ワクワク」しますね。