『0ベース思考』 どんな難題もシンプルに解決できる
~スティーヴン・D・レヴィット著~
~スティーヴン・J・ダブナー著~
櫻井祐子/訳
ISBN978-4-478-02906-0
ダイヤモンド社
さて、『ヤバい経済学』シリーズの続編です(勝手に続編と決めつけています)。
やはり、前作同様に思考の基本はインセンティブだと言っている。
本文引用(P18)
「自分の利益とみんなの利益が相反するとき、どうする?」と聞かれて、「自分の利益が大切だよ」と白状する人はまずいない。でも生まれつきか育ちはわからないが、たいていの人がみんなの利益より自分の利益を優先することは、歴史がはっきり証明している。そのこと自体は別に悪いことじゃない。それが人間ってもんだ。
優先する判断材料とその優先順位について以下のように書いてある。
本文引用(P150)
- 道徳的インセンティブ
- 社会的インセンティブ
- 金銭的インセンティブ
- 群集心理インセンティブ
前作から4の群集心理インセンティブが加味され発展していた。
上記4つを正しく理解し、読み解くことが解決方法を導き出すカギとなる。
そして、前作にはなかった「こうすればいいんじゃない」という考え方も書かれてあり、少し構成もバージョンアップしていた。
しかし、そんなこと以前に偏りや偏見、先入観を排除することに苦労している自分が発見できました。
そして、出版社が変わってる。