『話を聞かない男、地図が読めない女』

『話を聞かない男、地図が読めない女』

~アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ著~ 藤井留美=訳

ISBN4-07-226514-4

株式会社主婦の友社

男女間の違いとは何だろう。

昨今では、LGBTについての議論も盛んに行われるようになってきてはいるが、まだまだ発展途上であり、黎明期の段階であろう。

男女の行動と思考の差は、

私たちの思考や行動を決めるのは、胎児期に作られる脳の配線と、ホルモンの働きである。

ことによって決まる。

さて、平等に関して考えるヒントがある。

脳の配線(思考回路)も体つきも違うのであれば、男女すべてが全く同じだという理想主義には無理がある。

この時の男女平等とは、機会の平等であり、同等の能力により出した結果についての評価は平等でなければならないという事だ。

今では、男女間でなくても同性であっても得意不得意が顕在化してきている社会であり、個人を重視するあり方は、これから先もしばらくは続くだろう。

何百万年(500万年前、初源期の人類の出現)もかけてきた脳の進化を、ここ紀元前3000年(古文明発祥)から現代までにみる急激な文明の発達に順応出来るほど脳の進化が追い付いていないのではなかろうか。

男女の思考や行動パターンの違いを理解することが、これからの教育や政治政策の在り方について考える重要なことである。

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