『おとなの叱り方』 ~和田アキ子著~
ISBN978-4-569-69625-6
PHP研究所
いきなりだが、腑に落ちる所とそうでない所が。
最初に、私は、和田アキ子さんは好きである。
筋を通す人は、なんとも清々しい。
まず、腑に落ちない所。
「授かり婚」について言及されている章があるが、順序がどうのと言ったことが書かれている。
おそらく、モラルありき(親になる者の婚前交渉についての考え方)での表現をされておられるとは思うが、誕生してくる命のためにも、その瞬間に親となる者が、その責任を感じれればいい事であって、周りがとやかく言うことではない。
平安時代は、恋愛するかどうか相性を確かめるために正式に付き合う前に三回ほどセックスをしたそうだ。
まあ、「時代が古すぎる」と言われれば、「そうですか」としか言えないが。
スピリチュアルなことかもしれないが、子供は親を選んでいるという説もある(かなり非科学的ではあるが)。
私は、人の幸せは素直に喜んでやろうと思う。
そして、なるほどと思った点。
何事も、初対面では第一印象がすべてということ(事前情報とかなんとかは考慮に入れず)。
「なりで人を判断するな」自分への戒めであって、建前であることは、社会で生活していたら分かることである。
「センスのいい恰好をしろ」というのではなく「身だしなみは大切だよ」と言うことである。
少々言葉遊びが過ぎたかもしれないが、「和田アキ子」という人間は、器がでかい人だなと思いました。