『親の品格』 ~坂東眞理子著~
ISBN978-4-569-69707-9
PHP研究所
共感できるというより私がしてきたこと、または、構想として考えていたこともふれられていたのがとても嬉く感じられた本でした。
「自分以外の人すべてを師としてきたこと」
「子供のためのお金」
「ITリテラシー」
「親が何をしたかではなく、どんな親なのか」
現在、私は独身ですが、投資を始めたころより教育資金のための積立をしてきました。
子供が大学生になるころに贈与し、自分で運用しなさいと。
座右の銘ではないのだけれども、「恒産なくして、恒心なし」が自然な考え方だと思っていますので、独り立ちする子供に最後に渡すものとして、考えていました。(リーマンと上海でかなり溶かしましたが)
そして、私が最後を迎えるとき、残していく者に胸を張って誇れる自分でありたい。
そこから、残された者が何かを学んでくれれば、自分の人生にも意味があったと思えるだろう。
モラルがない親に、成長しない親に・・・・
人が変われる瞬間とは、夢ありきの時、もしくは危機感を抱いたとき。
「人は変われないよ」という人がいるけれど、そう思っているから変われないのであって、心の底からやりたいことや、危機感が足りないのでしょう。
その瞬間が訪れるのが何時なのか。
物心ついたときなのか、晩年なのかは人それぞれかもしれませんが、その瞬間をモノにするためにも準備はしておきたいものです。