『シグナル&ノイズ』

『シグナル&ノイズ』 ~ネイト・シルバー著~

川添節子/訳 西内啓解説

ISBN978-4-8222-4980-9

日経BPマーケティング

本書の内容

第1~3章は、予測の問題の根本にある基本的な問題について。

第4~7章は、動的システム。

第8~10章は、解決方法。

結論の要約

私たち人間の脳は、推定という手段で情報を処理しており、意識している以上の情報を認識し、規則やパターンに分類することで問題を解決している。

(私の理解:各々が見ている世界は、ありのままの世界そのものではない)

以上の理由から、スタート地点における事前確率を見積もる場合、理想を言えば過去の経験、特に社会に蓄積された経験をもとに見積もりたい。

(私の理解:情報×情報=知識、知識×知識=知恵、知恵×知恵=?)

たくさん予想し、新しい情報に接するたびに予想を更新するトライ・アンド・エラーが必要だ。

予測可能性をどう見るか

本文引用(P500)

予測は、それが重要であるのと同じ理由で難しい。客観的な現実と主観的な現実が交差するところにあるからだ。シグナルをノイズと区別するためには、科学的な知識とともに自己認識も必要だ。言うなれば、予測できないものを受け入れる冷静さ、予測できるものを予測する勇気、そしてその違いを見分ける知恵、である。~ラインホルド・ニーバーの祈りより拝借~

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