『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』
~千田琢哉著~
ISBN978-4-86063-579-4
あさ出版
まず時間について考えてみる。
時間には、クロノス時間とカイロス時間とがある。
クロノス時間とは、過去から未来へ一定の単位で流れる連続した時間。
一方、カイロス時間とは、私たち人間が主観的に感じる時間、私たちが価値を感じることが出来る時間。
時間は、誰にとっても大切なものであるが、私たちが人生で感じる時間(カイロス時間)を視点に考えると、本書に書かれてある例示も読む人の価値観により解釈が違ってくることに気付く。
自分の身に置き換えて、もう一段階自分の人生が乗っかっている時間軸の格を上げてみませんか。
私の考える時間には、流れる時間に「ゆらぎ」もしくは「あそび」も必要と考える。
なぜなら、人は全力で走り続けることが出来ないから。
さらに、人は一人では生きていけないから。
自己中心的な考えではなく、他人が持つ時間にも配慮することで、結果としてその他人の時間をも自身の人生にプラスに活かす。
私は、そんな人生の時間の流れを感じて生きたい。